ホーム天井・遮音壁・トンネル内装材も工作物?鉄道分野の石綿対策

物件管理

ホーム天井・遮音壁・トンネル内装材も工作物?鉄道分野の石綿対策

鉄道インフラは、駅舎のような建築物だけでなく、ホーム上屋・遮音壁・トンネル内装・変電設備・信号設備といった工作物が多数。改修や点検の前には石綿(アスベスト)事前調査が欠かせません。

本記事では、鉄道特有の構造とリスクを踏まえ、対象漏れを防ぐ調査の考え方と、metalab.の物件管理による効率化を解説します。

駅ホーム上屋と遮音壁のイメージ

■ 繰り返し調査が招く問題(鉄道の実情)

  • ホーム上屋・天井材: 吸音材や塗膜の旧層が残存しているケース。
  • 遮音壁: 交換区間ごとの材質差や多層塗膜で判断が難しい。
  • トンネル内装: 下地や仕上げ層が多層構成で、下層見落としのリスク。
  • 変電・信号設備: 架台・盤まわりの塗膜・ガスケットに石綿含有例。

列車運行の合間に短時間で調査を行うため、対象漏れや重複調査が起こりやすく、結果として工期・コスト・安全管理に影響を及ぼします。

線路沿い遮音壁のイメージ

■ 「物件管理」で解決できる

metalab.の物件管理機能を活用すれば、線区・駅・設備系で台帳を構築し、過去履歴を再利用。夜間の短時間作業でも対象範囲を即時抽出できます。

導入メリット

  1. 範囲特定: 交換区間・番線・設備IDで再調査箇所だけ抽出。
  2. 品質平準化: 鉄道仕様のテンプレートで帳票のばらつきを削減。
  3. 共有迅速: 鉄道会社・施工・分析会社が同一データを参照。
  4. 証跡整備: 有資格者・分析報告・保存年限を一元管理。
鉄道向け台帳管理の画面イメージ

■ 鉄道ならではの活用シーン

  • ホーム上屋・天井: ブロック単位で材質・分析結果を履歴化。
  • 遮音壁: 支柱・パネル・基礎の塗膜・ガスケットを区間別に管理。
  • トンネル: 内装材・下地・補修履歴を一体管理。
  • 変電・信号設備: 架台・盤・トラフの塗膜履歴を設備IDで台帳化。

設備ごとの分析結果を紐づけておくことで、再調査対象の特定が数分で完了。工事計画や夜間ウィンドウの確保にも余裕が生まれます。

トンネル内装・設備のイメージ

■ 現場担当者を助ける「物件管理」

鉄道施設は安全運行を最優先に、夜間・短時間で作業を行う特性があります。物件管理を導入すれば、現場担当者は次のような支援を受けられます。

  • — 設備写真+位置+分析結果を設備IDで一体管理
  • — フィルターで夜間ウィンドウ対象だけを抽出
  • 引き継ぎメモ・操作ログで担当交代も迷わない

属人化を防ぎ、調査履歴を“資産”として継承できる仕組みが、現場力の向上につながります。

線区・駅単位での再調査抽出イメージ

■ メタラボ石綿事前調査システム

メタラボ石綿事前調査システムなら、物件管理を中心に調査データの一元管理・CSV出力・レポート自動生成までワンストップ。鉄道設備の保守・更新に伴う工期リスクを抑え、品質を平準化します。

メタラボ石綿事前調査システムの画面例

■ 著者紹介

前田 淳司
前田 淳司

1991年 NTT入社、その後2007年に総合解体工事業大手の株式会社前田産業に入社、解体工事業を現場から学び、その後同社常務取締役を得て、2022年株式会社metalab.を設立。
自らが経験した解体工事業の経験を活かし、人口減等の社会的課題を解体業に特化したサービス提供で業界イノベーションを推進したい思いから事業を立ち上げ、現在では解体工事現場代理人教育や解体施工技士対策講師等も実践している。解体工事業界18年目。

© metalab.

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