研究設備・配管・ボイラーに残る石綿。医療・研究機関の工作物対応
病院・研究施設では、クリーンルーム・滅菌設備・研究機器・排気/排水設備・ボイラー室など、建築物と併存する工作物が多岐にわたります。改修・更新の前には、石綿(アスベスト)事前調査が必要です。
本記事では、医療・研究機関に特有の装置配置と運用制約を踏まえ、調査漏れを防ぐ考え方と、metalab.の物件管理で効率化する方法を解説します。
          ■ 繰り返し調査が招く問題(医療・研究施設の実情)
- — クリーンルーム: パネル接合部のガスケット・シール材、機器架台の塗膜。
 - — 滅菌・洗浄設備: 高温配管の保温材、バルブ周辺のパッキン類。
 - — 排気・ドラフト設備: ダクト内張り・継手のガスケット、ファン架台の塗膜。
 - — ボイラー室・機械室: 断熱材の旧層残存、配管/機器更新に伴う多層塗膜。
 
運用停止時間が限られ、ゾーニング/清浄度維持も求められるため、対象漏れ・再調査が生じやすく、工期・コスト・安全管理に影響します。
          ■ 「物件管理」で解決できる
室用途・系統・設備IDで台帳化し、停止計画に合わせて対象部位だけを即抽出。清浄度要件や動線規制も台帳に紐づけて、手戻りを防ぎます。
導入メリット
- 範囲特定: 室用途/系統/設備IDで再調査箇所を数分で抽出。
 - 履歴活用: 分析結果・写真・位置・清浄度要件を一元管理。
 - 品質平準化: 医療・研究向けの帳票テンプレートで表記を統一。
 - 共有迅速: 設計・施工・分析・施設管理が同じデータを参照。
 
          ■ 医療・研究ならではの活用シーン
- クリーンルーム改修: パネル種別・継手ガスケット・床/壁/天井の層別結果を保存。
 - 滅菌・洗浄室: 高温配管・熱交換器の断熱材を系統別に履歴化。
 - ドラフト/排気: ダクト・ファン・架台を設備IDで紐づけ、停止計画に反映。
 - ボイラー室: 断熱層の分析結果と更新履歴をロットで管理。
 
複数棟にまたがる研究施設でも、横断ダッシュボードでリスクと進捗を俯瞰し、予算配分・停止計画に直結させられます。
          ■ 現場担当者を助ける「物件管理」
感染対策や清浄度維持と工期短縮を両立するには、迷わない台帳が不可欠。metalab.では次を標準装備しています。
- — 写真+位置+分析結果+清浄度を設備IDに紐づけ一体管理
 - — フィルターで停止計画対象/高リスク部位だけ抽出
 - — 引き継ぎメモ・操作ログで担当交代も迷わない
 - — 協力会社・分析会社とオンライン共有で往復最小化
 
調査を「毎回ゼロから」ではなく「活用できる資産」へ。安全・品質・スピードの三立を実現します。
          ■ メタラボ石綿事前調査システム
メタラボ石綿事前調査システムなら、物件管理を中心に調査データの一元管理・CSV出力・レポート自動生成までワンストップ。医療・研究施設の停止計画と清浄度要件にフィットし、工期リスクとコストを抑えながら品質を平準化します。
          
      
          
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