病院改修に欠かせない石綿調査 ― PM/FM・ゼネコンが物件管理で信頼を勝ち取る

物件管理

病院改修に欠かせない石綿調査 ― PM/FM・ゼネコンが物件管理で信頼を勝ち取る

病院や医療施設の改修は稼働を止められない中で進むため、工期管理が非常にシビアです。その中でも石綿(アスベスト)調査は必須で、非効率な進め方は工期遅延やコスト重複の原因になります。

病院外観・改修のイメージ

■ 調査の「丸投げ」が招くリスク

  • 再調査で工期遅延: データが外注先にしかなく、次回ゼロからやり直し。
  • コスト重複: 同じ病棟を何度も調査する無駄。
  • 品質のばらつき: 記録基準が統一されず、比較・判断が難しい。
外注丸投げによるリスクのイメージ

■ 解決策は「物件管理」

病棟・診療科や建屋ごとに調査データをデータベース化し、履歴を一元管理。次回以降は更新・追加の確認に集中できます。

導入メリット

  1. 工期短縮:既存データを参照して調査期間を短縮。
  2. コスト削減:ゼロからの再調査を回避。
  3. 履歴共有:PM/FM・元請・専門業者で情報を共有。
  4. 品質均一化:表記・判断基準を統一。
物件管理システムのイメージ

■ 病院工事ならではの活用シーン

段階的な病棟リニューアルや夜間工事でも、初回登録があれば次回は対象エリアの更新確認のみで完了。感染対策や動線制約の中でも段取り良く進められます。

段階的リニューアルの活用イメージ

■ 調査を「負担」から「信頼」へ

物件管理の導入で、石綿調査は一度きりの負担から継続的に活用できる信頼の資産へ。発注者評価や安全性、説明責任の強化にも寄与します。

調査資産化のイメージ

■ メタラボ石綿事前調査システム

メタラボ石綿事前調査システムは、物件管理を中核に調査データの一元管理・CSV出力・レポート自動生成までを網羅。病院改修の工期・コスト・品質をバランス良く最適化します。

システム画面例

■ 著者紹介

前田 淳司
前田 淳司

1991年 NTT入社、その後2007年に総合解体工事業大手の株式会社前田産業に入社、解体工事業を現場から学び、その後同社常務取締役を得て、2022年株式会社metalab.を設立。
自らの現場経験を活かし、解体施工技士対策講師・現場代理人教育なども実践。業界18年目。

© metalab.

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